岐阜県岐阜市東島 いちき皮膚科(皮膚科・小児皮膚科・アレルギー科) <Q&A>

いちき皮膚科
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Q&A
Q1いぼ」の治療法を教えてください。
水いぼ(みずいぼ)」はどうしてできるのですか?
最近「足の裏のホクロ」に気付きました。以前、ホクロは癌になると聞いたことがあります。
手術したほうがいいのでしょうか?
寒い日の朝、洗顔時に指先が白くなりしびれます。診てもらったほうがいいですか?
爪水虫」は、飲み薬を飲まないと治らないと聞きました。飲んだほうがいいでしょうか?
美容院で後頭部に「脱毛」があるといわれました。どのような治療法があるのでしょうか?



Q1(質問1)「いぼ」の治療法を教えてください。
Answer(回答) いぼ疣贅(ゆうぜい)」は、ヒトパピローマウイルスによる感染症です。
手足などに硬い結節ができます。放置すると拡大、数も増えてきます。手のひらや足底では盛り上がらないので、一見「ウオノメ」のように見えます。
治療は液体窒素による凍結療法を行います。数日後に表面に黒いかさぶたができ、かさぶたが取れると少し小さくなります。1週間〜10日毎に繰り返し治療が必要です。
多発する場合、ヨクイニン(ハトムギ由来の漢方薬)の内服も併用することもあります。
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Q2(質問2)「水いぼ(みずいぼ)」はどうしてできるのですか?
Answer(回答) 水いぼみずいぼ)「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」は、みずいぼウイルスによる感染症です。プールや風呂などで感染することがあります。表面がつるつるして、中央が少しくぼんだ「いぼ」が小児の体幹、四肢に多発します。自家接種(自分で掻きむしり、自分の他の部位にうつすこと)で数が増えていきます。周囲に湿疹を伴うこともあります。普通の「いぼ」と違って、手のひらや足底にはできません。
水いぼウイルスを抑える塗り薬はないので、ピンセットで摘み取る、または液体窒素による凍結療法を行います。アトピー性皮膚炎や湿疹が合併する場合は、湿疹の塗り薬も併用します。
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Q3(質問3) 最近「足の裏のホクロ」に気付きました。以前、ホクロは癌になると聞いたことがあります。手術したほうがいいのでしょうか?
Answer(回答) 足底の悪性黒色腫(メラノーマ)は黒褐色の斑点で始まるので、ホクロと区別が難しいことがあります。不規則な形、縁が不鮮明、色に濃淡がある、大きさが6mm以上、盛り上がりがある、急速に増大するなどの症状がある場合、メラノーマの可能性が高いといわれています。皮膚科医は特殊な拡大鏡(ダーモスコピー)で診察し、初期メラノーマの可能性がある場合は手術し、病理組織検査をします。一度皮膚科専門医でご相談ください。
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Q4(質問4) 寒い日の朝、洗顔時に指先が白くなりしびれます。診てもらったほうがいいですか?
Answer(回答) 寒さなどの刺激で手指の血管が収縮して一時的に血行が悪くなり、手指が白くなる現象をレイノー現象といいます。通常、示指・中指など数本の指が白色化し、時間経過とともに紫色、赤色と変化し元に戻ります。痺れや疼痛を伴うこともあります。 強皮症やエリテマトーデスなどの膠原病、大動脈の病気などが原因となっていることもあるので、詳しく検査する必要があります。
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Q5(質問5) 「爪水虫」は、飲み薬を飲まないと治らないと聞きました。飲んだほうがいいでしょうか?
Answer(回答) 爪水虫は白癬菌というカビが爪に感染して起こります。最初は白く濁り、やがて厚くなったり、ぼろぼろと欠けたりします。塗り薬は爪の中に浸透しにくいため治すのは困難で、飲み薬が効果的といわれています。毎日連続して約6ヶ月飲む薬(テルビナフィン)と、1ヶ月ごとに1週間ずつ3回飲む薬(イトラコナゾール)の2種類があります。いずれも2〜3ヶ月ころから、きれいな爪が生えてきます。ただし、肝臓の悪い方や他の薬を飲んでいる方は飲めないこともあります。飲んだ方がいいかは、爪水虫の重症度、年齢、他の病気にかかっていないかなど、総合的に判断して決める必要があります。一度皮膚科専門医にご相談ください。
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Q6(質問6) 美容院で後頭部に「脱毛」があるといわれました。どのような治療法があるのでしょうか?
Answer(回答) 円形の脱毛が1個〜数個生じる「円形脱毛症」は、塩化カルプロニウム(フロジン液)や副腎皮質ホルモン剤ローションの塗布、セファランチンの内服で治療します。脱毛した毛包はしばらく萎縮(休止期)しているので、発毛してくるのに3ヶ月くらい要します。
難治性の脱毛は、局所免疫療法(SADBE療法)や紫外線治療を行うこともあります。 また、全身性疾患(甲状腺疾患、感染症、膠原病など)が原因で脱毛を起こすこともあります。多発するとき、急速に拡大するときは、血液検査が必要です。
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